紫の淑女…その儚げな姿から瞳が離せなくて
〔学名〕Viola odorata
〔分類〕スミレ科 スミレ属
〔和名〕匂菫
〔英名〕sweet violet
〔開花期〕12～3月
〔花ことば〕高尚、奥ゆかしい、秘密の愛、控えた美しさ
『着せかえ布花ではない、冬に身に付けられるシンプルなスミレのコサージュ』
というリクエストから生まれたスミレのブローチです。
冬服に合わせるのにぴったりなビロード布地を使い、ニオイスミレの花と葉を象ったデザイン。
小さくまとまった形なので、胸元の左右どちらかだけでなく襟元の中央につけても品よくおさまります。
ビロードは微細な毛羽による独特の艶やかさを持つ少し厚めの布地。
個人的には濃い色合いに染めると、より艶やかに感じます。
葉は特に濃い緑色にして、若草色をアクセントに馴染ませて印象的に仕上げました。
花の色も、数種類の紫色で神秘的なグラデーションに見えるように染めました。
花の後ろ側にある、蜜を貯めるための袋のような器官・距(きょ)も作っています。
この距が見えるスミレの花の横顔は儚げで、何とも言えない魅力があります。
もしブローチを身に付けた時、横にいる相手があなたを見て…
スミレの姿と共にあなたのふとした魅力に気づいたら、とてもロマンチック。
スミレの葉は縦長の楕円形もありますが、ニオイスミレはハート形をしています。
今回は葉の先端をあまり尖らせず、丸みを帯びた形に。
ハート形といい『秘密の愛』という花ことばといい、スミレは本当にロマンチックな花ですね。
ブローチ金具はブローチ台につけています。
⬆️裏面は合皮。
⬆️表面はビロード。
ビロードは葉と同じ色に染めているので、表側からブローチ台が見えても葉と馴染むので違和感がありません。
〔ブローチの身につけ方のヒント〕
付属のブローチストッパーは、ブローチピンを服などに刺した後にストッパーをピンに差し込んでからブローチ本体にピンを留めます。
詳しくは下記リンク先の｢布花・コサージュの身に付け方のヒント｣をご覧ください。
ロマンチックな逸話を持つ、儚げで愛らしいスミレ。
今回は大人の女性にぜひ使ってほしくて、様々な工夫を凝らしました。
あなたの服や小物にそっと付けていただけたら幸いです。
※こちらの商品は現在ご注文を休止しております。
《商品名》ビロードのスミレのブローチ
《サイズ》全長 約3.8センチ
《素材》木綿、キュプラ、厚紙、合皮 ※ブローチピンは真鍮製、ブローチストッパーはシリコン製
【ビロードのスミレのブローチ】の制作雑記はこちら↓
[参考]
ニオイスミレ,ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典, 2021年7月, 閲覧日2022年10月18日,https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%83%AC
ニオイスミレの花言葉／西洋のスミレは香りのハーブ,はなたま(すずき大和),2016年-2022年,閲覧日2022年10月18日,https://hanatama.jp/viola-odorata.html(閲覧日:2022年10月18日).
フルーリール フルール
その時の気分によってミニチュアサイズの染め布花を取り替えて楽しめる『着せかえ布花』のオーダーメイドを承ります。 人気のバラやスズランなどの花、鷺草などの山野草をていねいな手仕事で布花に仕立てます。 あなたのお好きな植物を手のひらサイズのアクセサリーにして身に付けてみませんか？
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